【剣盾シングルS31最終188位】陰陽サイクル ルナホウオウ
はじめに
みなさんこんにちは!7回目の投稿となります、なぎさです。シーズン31お疲れさまでした。
過酷なレートデフレの中、2度目のレート1900を達成することができたので、記事に残そうと思います。
ホウオウ×ルナアーラといった珍しい組み合わせではありますが、割と正当なサイクル戦を仕掛けて勝つ。そんな構築になっています。ぜひ読んでいってください。
結果
TN:なぎさ 最終188位 最終レート1910
レンタルコード
0000 0005 KX8P H4
構築経緯
前期は対面構築を使って散々な結果だったため、やはりサイクル構築しか勝たんと思い、最もオーソドックスなサイクル構築の軸としてホウオウを採用。
ここで私なりに注意したい点は、ホウオウはザシアンに対面なら有利だが、ワイルドボルトを考慮すると、受けだしからは勝てないと思って立ち回るべき。ということである。
よってザシアンがいる構築にはできるだけホウオウを初手に投げたいため、ホウオウが対面で不利を取るポケモンすべてに対して引き先を用意するくらいの勢いで構築を組みたいと考えた。
とりあえずオーガ受けは必須なので、もはやホウオウとセットになっているナットレイをオーガへの受けだし意識でHDにして採用。
サイクル構築を組む以上、イベルタル、ムゲンダイナ、サンダーに対して受け出せるポケモンとしてバンギラスは必要だろうと考えこちらもすんなり採用した。
次に考えたのはランドロスを受けれるポケモンであり、従来のホウオウ構築はここにポリゴン2を採用する場合が多かったが、今回はゴツメアーマーガアをランド受けとして採用した。
採用理由は以下の通りである。
1.ポリゴン2の役割対象として挙げられるランドロス、黒バド、(型によっては)サンダー、日ネク、といったポケモンのうち、ランドロス以外はホウオウナットバンギで見ることができるため、役割が被りすぎていると感じた。
2.ホウオウ構築への対策として、ワイボインファ両採用で、HBホウオウに対してワイルドボルトの反動+聖なる炎を耐えてくるザシアンが環境に多く、ホウオウがザシアン対面でワイルドボルトを耐えても、返しの聖なる炎で落とせずにそのまま負けてしまうことがあった。そこでゴツメアーマーガアを採用することで、仮にザシアンに聖なる炎を耐えられても、引きでホウオウを回復しつつゴツメを触れさせてザシアンを処理できるのがポリ2より偉いと考えた。
3.挑発を覚えることで、従来のホウオウ構築では崩しにくかったラッキーやポリ2に対してTODをせずとも崩せるようになり、ゴチルゼルにもはめられない点でポリ2より偉いだろうと考えた。
ここまでで、2強と呼ばれるバドザシ、オーガザシに対する選出を考えた時に、バドザシには初手ホウオウ裏アマガバンギという選出でだいたい有利を取れそうだが、オーガザシアンに対しては初手ホウオウを投げてオーガ対面を作られてしまうと、ナットレイ引きを強要されるうえ、相手視点もそれが簡単に読めるので釣り交換も容易であるため、ザシオーガ対策は必須であると考えた。また、サンダー受けをバンギに一任しているため、ウオノラゴン等がいる構築のサンダーに破壊されかねないことも課題だった。
そこでサンダーを起点にでき、ザシオーガに対してはホウオウに代わって初手に投げることができる万能傘ルナアーラを採用。
ラスト1枠にはゼクロムに強く、サイクル構築相手にポリ2やテッカグヤといった特定のポケモンを選出させる圧力がある点、困ったときにダイジェットエースになれる点を評価してランドロスを採用し、構築が完成した。
コンセプト
きつい相手をやけどやゴツメでごまかしつつ幅広い構築にサイクル勝ちする
個体詳細
ルナアーラ
持ち物:万能傘
特性:ファントムガード
性格:ずぶとい
実数値:239(212)-119-155(252)-157-127-123(44)
シャドーレイ / 瞑想 / 鬼火 / つきのひかり
HB 特性込みで特化ザシアンの巨獣斬2耐え
S残り
なぜこんなに使用率が低いのかわからないくらいには強い。
サンザシオーガを余裕で3タテできる神。高級マルスケことファントムガードがターボブレイズすらもはじき返してくれるため、ゼクロムに鬼火を入れたり、レシラム対面シャドボあっても一回耐えれたりバケモン並みの耐久だった。
知らない人にこれだけは言っておくが、こいつは、意地悪ラオスの暗黒強打を耐える。
ほんとに何でも耐えるため、特殊の前では雑に瞑想、物理には雑に鬼火としているだけで対策のない構築が詰んでいった。
イベルタルと黒バド以外すべての禁伝に投げれるポケモンだったので是非ダメージ計算を回しながら使ってほしい。
バンギラスの砂と相性が悪いため同時選出すると立ち回りが難しかったが、バンギを投げているということは相手にイベル、黒バドがいる場合が多いのでルナアーラを投げたいことがほぼなかった。
努力値配分に関してはかなり諸説。他の方の構築記事を見ているとボルチェン対策でSを無振りサンダー抜かれにしてその分Dに厚い調整が主流だが、せっかく97族なので今回は耐久振りの瞑想オーガを抜ければうれしいなと思いSにあまりの努力値を割いてみた。
使ってみると確かにボルチェンは痛かったのでサンダー抜かれの方がいいかもしれない。
あと、A個体値最高で妥協しているのでここは間違いなくA0にした方がいい。
ホウオウ
持ち物:厚底ブーツ
特性:さいせいりょく
性格:わんぱく
実数値:213(252)-150-154(236)-×-174-113(20)
せいなるほのお / ブレイブバード / ふきとばし / じこさいせい
余裕をもってザシアンのワイルドボルトを耐えるHBで採用。
ダイマしても非ダイマでも強いしクッションにもなるし詰めにも使えるしTODも強いしこいつは本当に最強。
ルナアーラが不利を取るイベル黒バドに有利なのも非常にいい。
技構成はせいなるほのお、ブレバ、再生までは確定でラスト1枠は積みに対して強く出れる吹き飛ばしを採用。これによってジガルデ軸に対して勝率が大きく上がったのが良かった。封印ホウオウにドヤられかけたのを吹き飛ばしでドヤり返したとき、気持ち良すぎて脳汁が出た。
アーマーガア
持ち物:ゴツゴツメット
特性:ミラーアーマー
性格:わんぱく
実数値:205(252)-107-172(252)-65-106(4)-87
ビルドアップ / つけあがる / はねやすめ / ちょうはつ
HBゴツメで採用。構築経緯でも述べたように、ゴツメを持てるランド受けとして活躍してくれた。
先にビルドを展開することでワイボ剣舞両採用以外のザシアンを受けきることが可能なため、ランドに後投げしてビルドしてればなんか勝っている試合も多かった。
他にも急所を考慮しなければ先にビルドを展開することでホウオウにも勝てたり、物理のネクロに強いなど、かなり役割対象が広め。
また、ポリ2と違う点として、ホウオウ軸で重くなりがちなラオスに対しても鉢巻でなければ受けれるのは偉かった。
てっぺきプレスではなくビルドつけあがるにした意図は、黒バドとの対面ができた時にバンギ引き読みリーフストームに合わせてダイアークで決着をつけることができる点や、ホウオウに対してビルドを積んでいったときに、やけどしてもホウオウを突破できる点、ネクロへの遂行速度が速い点を評価したため。
絶妙なSと挑発があることでルギア、ラッキー、ポリ2、カバラグ、ゴチル、バンギみたいなのを起点にできるのも強い。こいつは本当にいろいろな構築を詰ませてくれた。
バンギラス
持ち物:カゴの実
特性:すなおこし
性格:しんちょう
実数値:207(252)-155(4)-131(4)-103-165(236)-83(12)
ロックブラスト / イカサマ / ちょうはつ / ねむる
イベルに受け出せるほぼ唯一のポケモン。挑発、眠るがあることでコスパダイナやアッキサンダー、ラッキーポリ2を見れるため、この技構成が一番強いかなと思っている。
ザシアンとの対面を簡単に作られると負けるので、ザシアン引きに対して必ずイカサマを入れれるように意識した。逆にイカサマの削りが入れば、ホウオウに対するワイルドボルトの反動、アーマーガアに対するワイルドボルトの反動、ゴツメ、鉄のトゲのダメージなどを組み合わせることで殴らずともワイボザシアンを処理できるようになる。
雑に扱っても良いように見えるポケモンだが、物理イベルやリフスト黒バドも多かったので、安易にイベル、黒バドに後投げするのではなく一回ホウオウを投げて様子見しつつバンギを展開するみたいな意外と繊細なプレイングが大事。
ナットレイ
持ち物:たべのこし
特性:てつのトゲ
性格:なまいき
実数値:181(252)-114-152(4)-×-184(252)-22(最遅)
まもる / やどりぎのタネ / タネマシンガン / ジャイロボール
オーガに強くゼルネに強くネクロ、ウオノラゴンをごまかせる枠。
ずっと構築入りしているのでもはや相棒。
技構成は宿り木まもるに、対身代わりオーガ、ゲロゲ意識のタネガン、ゼルネ意識のジャイロ。なんだかんだホウオウのお供として強かった。以上。
ランドロス(霊獣)
持ち物:きあいのタスキ
特性:いかく
性格:ようき
実数値:165(4)-197(252)-110-112-100-157(252)
ゼクロム、グラードンあたりに薄いと感じたので地面枠として採用。なんかあったときのストッパーになれるよう襷を持たせた。
ホウオウダイナ等に対して投げてステロ撒きから展開する使い道や、シンプルにダイジェットでスイープする展開など無難に強かった。
鉢巻ウオノラゴン、鉢巻水ウーラに勝つために貯水ゲロゲにするか最後まで迷っていたが、ランドはいるだけでカグヤやポリ2などの選出を強制できるパワーがあるのがいいと感じて最後はこっちを使っていた。
この枠は改良の余地がある気もする。
選出
サイクル構築なので取り巻き次第で選出は無限にあるが主要なもののみ。
対バドザシ
だいたい全部初手ホウオウ裏アマガバンギ。相手にランドがいないときはアマガに変えてナットかランドもあり。
対イベザシ
上に同じ
対黒バドホウオウ
上に同じ
対オーガザシ
初手ルナアーラ、ナット、ラス1にホウオウorランド
対ダイナホウオウ
バンギホウオウ、ランドorルナアーラorアマガ
その他
とりあえずイベル黒バドがいないときは迷ったらルナアーラを投げる。
サンダーに対してはルナアーラかバンギを、ランド、ウーラオスに対してはアーマーガアを選出する。
ウオノラゴンを見たら絶対に出てくると思ってナットレイを投げるかルナアーラでごまかす。
苦手なポケモン
無理
まあきつい
鉢巻ウオノラゴン
メテオビームダイナ
まけんきボルトロス
すぐ負けるわけではないが嫌
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。前回の記事も多くの方に読んでいただいて非常にモチベーションになりました。
前期は3桁にすら届かないというふがいない結果でしたが、何とか今期はレート1900達成という形でリベンジすることができました。
質問、ご感想、構築相談等ありましたら気軽に ふりゃ推しナギサ(@nagikashipa)さん / Twitter までお越しください。
最後に、最終日前日に通話で励ましてくれた友達たち、最終日夜に通話でメンタルをサポートしてくれた親友へ感謝を述べて終わりとさせていただきます。ありがとうございました。