オリーヴァ単体考察
はじめましての方ははじめまして。ナギサです。
今回は全然注目されていないオリーヴァについて考察しています。
かなりやれそうなので見ていってください。
オリーヴァの強み
1.特性こぼれダネ
SVからの新特性こぼれダネは攻撃を受けるとグラスフィールドを展開するというもの。(ちなみにすなはきみたいに倒された時にも発動する)
この特性を活かして残飯、宿り木、守るを絡める事でHPを超回復することができ、生半可な攻撃では倒れない。また場に出た時に発動するグラスメイカーとは違い、1度フィールドが枯れても攻撃されれば再展開できるのが偉いポイントである。
2.種族値
合計種族値510であるものの、c125と高火力であり、h78、b90、d109と悪くない耐久をしている。
S39が絶妙でヘイラッシャとキョジオーンを両方抜けているのが大きい。
3.タイプ
草ノーマルとそんなに強くないのでは?と思われるかもしれないが、SVでは飛行タイプの技が減ったこともあって意外と悪くない。環境にいる地面タイプはもちろん、相手のゴーストダイブに後出しできるのも結構いい感じ。
4.わざ
やどりぎ まもるが強いのはいいとして、身代わりに対抗できるアンコール、積ませ性能の高いちからをすいとるの2つを覚えるのが強力である。
育成論
オリーヴァ 特性:こぼれダネ テラスタイプ:草
持ち物たべのこし
技構成1
エナジーボール アンコール やどりぎのたね まもる
技構成2
エナジーボール アンコール やどりぎのたね ちからをすいとる
エナボ、アンコールはミトム、ヘイラッシャ、キョジオーンに対して安定させるために欲しい。
宿り木はサイクル下での体力管理と削りを両方兼ねているので多分抜けない。
まもるによる体力管理を選ぶか、ちからをすいとるを選ぶかは一長一短。
守るだと蜻蛉返りにリスクをつけれたり、相手のテラスタルの様子見ができる。過去作でナットレイが好きだった人の手に馴染むと思う。
ちからをすいとるにする最大のメリットはキノガッサ勝てるところ。
今のところインファイトは多くないので(インファでも草テラスタルすれば勝てるが)テクニシャンマッハパンチを耐えて力吸い取れば突破不能に。
ポガッサは身代わり見てからアンコールと裏を絡めて対処できる。
調整1 h180 b196 c132 性格:ずぶとい
h グラスフィールドや食べ残しの回復効率意識で16n
b ドラパルトの一致テラスタル鉢巻ドラゴンアローを最高乱数以外耐え
c 残り
多分b調整が生きることはほぼないが、使ってる感じ珠ミミッキュの剣舞じゃれつくを耐えたりしていい感じだった。
ちなみにキョジオーンヘイラッシャに後投げして交代読みボディプレスを打たれても残飯グラスフィールド込みで基本2耐えするし、万一先に削られてたとしてもちからをすいとるor守るを絡めればいいし、そもそもボディプレで大ダメージを食らう場合はB方面厚く振られてるのでフィールドエナジーボールで有利乱数で吹き飛ばせることが多いと思う。
火力も両立しておくことでちょっと耐久に振られたイルカマンをフィールドエナジーボールで倒せるなどメリットがある。
調整2 h180 b144 c132 s52 性格:ずぶとい
無振りディンルー抜き調整
ディンルーが舐めてステロとか打ってきたらアンコールで嵌める用。
普通に後攻から宿り木エナボ打っても悪くないのでどうか。
s68まで振ると無振りカバが抜けるがカバルドンのs個体値最高がどれくらい居るのかは不明
2022/11/30加筆
カバ抜きでsに20振るディンルーが多いみたいなので、上から挑発を嫌うならs76まで振る必要がありそう。
bcをどの配分で削るかについては好みの領域かと思うが、Bを削りすぎるとキョジオーンヘイラッシャのボディプレスに安定しなくなるためcを多めに削ることを推奨
オリーヴァの弱み
サーフゴーきつい
パオジオン、イーユイ、ウルガモスに対して引き先が必要
その他挑発とか毒とかもろもろ
おわりに
ご質問等あれば ふりゃ推しナギサ(@nagikashipa)さん / Twitterまでお越しください。読んでいただいてありがとうございました。
テラ炎ミミッキュ単体考察
みなさんこんにちは!なぎさです。
パルデアの冒険は楽しんでいますでしょうか?
今回は炎テラスタルミミッキュを考察したのでメモがてら記事にします。
ミミッキュas252 h4
性格:ようき テラスタイプ:ほのお
かげうち/じゃれつく/テラバースト/つるぎのまい
SV環境におけるミミッキュへの対策は、前作までのハッサムやルカリオのバレットパンチやアーマーガアによる受けに加え、今までミミッキュに不利を取ってきたドラパルトやカイリューをはじめ様々なポケモンのはがねテラスタルによる対策が存在すると考えられる。
それらに対しての回答がこのミミッキュである。
ミミッキュはその特性、ばけのかわによって一発目を無効化できるため、基本的に相手の行動を見てから動くことができる。
例えばドラパルトとこのミミッキュが対面した場合、相手視点はじゃれつくやゴースト技を考えるとテラスタルを切って居座るか、はがねタイプに引くことになる。
しかしミミッキュ側は剣舞が安定となり、仮にドラパに鋼テラスタルされても(化けの皮+意地ゴーストダイブをテラスタルする事で耐えるので)ドラパの攻撃を化けの皮で耐えて次のターンにほのおテラバーストで勝てる。
鋼タイプのポケモンに引かれても同じように動けばミミッキュ受けが成立せず、1匹持っていった後に+2影打ちを入れるところまで仕事ができる。
またミミッキュ対策として期待されるかたやぶりデカヌチャンに対しても、
デカハンマーに合わせてほのおテラス剣舞→上からテラバースト
という動きで対面勝てる。
また、炎テラスタルのドラゴンタイプ(カイリューなど)に対して対面での打ち合いには勝てないものの、今度はテラスタルを温存して、
剣舞→素のテラバースト→影打ち
(剣舞→影打ち)
という動きに切り替えれば、テラスタルを切らせてしかもある程度の削りを入れた状態で裏につなげると考えると強い動きになっている(と思う)
起源主張(多分みんな思いついてる)と対面構築の有力候補のメモとして単体考察記事を残しておく。
【剣盾シングルS35最終344位】ありがとう剣盾
はじめに
みなさんこんにちは!なぎさです!
本記事はシーズン35で使用した構築を紹介しつつ剣盾を振り返る緩い感じの記事です。
流し読みでもいいのでお付き合いいただけると嬉しいです!よろしくお願いします!
結果
TNなぎさ 最終344位 最高レート193x 最終レート1849
レンタルコード
0000 0006 HBHP T8
構築経緯
最後に使う構築として、禁伝2体ルールで使い込んだルナホウオウナットバンギの並びをこの環境で使ってやろうと思って構築を組み始めた。(ルギアが増えていたのでバンギがそこに強く出られるのも評価した)
イベルタルに自由に動かれないようにザシアンは確定。
残り1体には、オーガに強く、ホウオウを崩しに来るグラードンやジガルデを上から叩ける性能を持つ珠パルキアを採用して構築完成とした。
個体詳細
ザシアン
ふとうのけん いじっぱり 朽ちた剣
189(172)-243(244)-135-90-135-180(92)
巨獣斬 じゃれつく ワイルドボルト 電光石火
どなたかの記事からパクってきた早めのほぼ特化ザシアン。
ルナアーラの電磁波でこいつの一貫を作る動きが強かった。
技構成はジガルデに隙を見せないじゃれつくとホウオウオーガに打つワイボ、特化ザシアンだし巨獣石火は強いやろという感じでこれになったがディアルガ意識の格闘技が欲しい場面もあった。
パルキア
プレッシャー おくびょう 命の珠
322(4)-248-236-399(252)-276-328(252)
この構築で一番活躍してくれたポケモン。カイオーガに強い!初手グラードンをダイアイスで吹き飛ばせる!ダイマイベルタルをダイアタック→ダイアイスで吹き飛ばせる!ホウオウ倒せるネクロにも勝てる!ルギアもほとんど上取れてたので後出し許さない!この技構成、珠イベル対面物理特殊問わずダイアタックからダイアイスで対面勝てるのがあまりにも強すぎた。かといってHDザシアン引きにもダイアタックが一貫しているのでイベルとの対面ができた時点でわりと有利展開が取れていた。あとダイアイスがあんまり読まれないおかげでジガルデダイマやグラードン居座りを咎めまくった結果イージーウィンを量産してくれたので完全に最終日2桁争いができた立役者と化した。
ルナアーラ
ファントムガード ずぶとい こうかくレンズ
239(212)-×-155(252)-157-127-123(44)
雑に紹介すると環境にいるポケモンのうちイベルと黒バドとマーシャドー以外に有利。
パルキア初手ダイマからこいつで相手のダイマポケモンに電磁波鬼火をまいてザシアンを通すルートが一つの勝ちパターンだった。
広角レンズを持たせることで電磁波鬼火の命中率を上げてみた結果ガチで快適すぎてレンズなしで電磁波鬼火が打てない体になってしまった。
ホウオウ
さいせいりょく わんぱく 厚底ブーツ
213(252)-150-154(236)-×-174-113(20)
せいなるほのお ブレイブバード ふきとばし じこさいせい
使い慣れたいつもの調整。もうこいつとともに戦えないのが少し寂しいくらいには使い込んだ。過去1といっていいほどメタられてたけどそれでもお前が最強だよ。ありがとうホウオウ。
ナットレイ
てつのトゲ なまいき たべのこし
181(252)-114-152(4)-×-184(252)-22(最遅)
まもる / やどりぎのタネ / タネマシンガン / ジャイロボール
剣盾で最終3桁を達成した9個の構築のうち、実に6回の構築入りを果たした相棒。ナットレイ、お前なしでは俺はここまで来れなかった。ありがとう。
ただ宿り木はもっと練習して命中95にしてくれ。
バンギラス
すなおこし しんちょう カゴの実
207(252)-155(4)-131(4)-103-165(236)-83(12)
ロックブラスト / イカサマ / ちょうはつ / ねむる
ルギアゆるさんダイナゆるさんラッキーゆるさん枠。
黒バドへのけん制にもなるしなんやかんやこいつはやれる。
パルデアでもよろしくな!
選出
選出は主に2つ
ホウオウナット@1
前者はサイクルで後者は対面に寄った選出となっていて、通りそうな方を選んで投げた。
立ち回りは、
サイクル→気合
対面→脳死
剣盾総括
シーズン35は最終日の朝7時に106位まで到達し、初の最終2桁まであと1勝(?)まで行きましたが届かず。最終2桁の夢はSVに持ち越しとなりました。剣盾中盤からランクマを始め、S24で初の最終3桁。そこから12シーズンで9回の3桁。自分の成長を感じながらも2桁は達成できず、悔しい気持ちもありますが、剣盾ランクマのおかげでたくさんの人に出会うことができました。
就職活動など忙しくなったりもしますが。SVでもランクマッチは続けていくつもりですので、仲良くしていただければ幸いです。
最後に目標宣言。SVでは2桁常連、あわよくば一桁!
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました!パルデアで会いましょう!
【剣盾S34最終510位】獅子奮迅ソルガレオ
はじめに
お久しぶりです!8回目の投稿となります。なぎさです。禁止伝説使い放題シリーズでしたが、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?
自分は非常に苦しんだシーズンになりましたが、来期に向けて簡単に記事にさせていただきます。
結果
最終順位510位 最終レート1825
レンタルコード
0000 0007 2VGD 1N
構築経緯
前期から少し考えていたイベル+日ネク+ダイナを中心に考え始めた。
相手にパルキアなど技範囲が広いポケモンがいる場合このサイクルは成立しないため、対面選出に切り替える必要があると考えた。そこでザシアン、スカーフオーガ、襷バド、という対面強そうなポケモンをとりあえず採用。
数戦まわしてみたところディアルガの初手ダイマが多く、これに対しての勝ち筋が薄かったため日食ネクロ→ソルガレオに変更することでディアルガを上から叩けるようにして構築完成とした。
個体詳細
ソルガレオ
メタルプロテクト 陽気 命の珠
213(4)-189(252)-127-119-109-163(252)
本構築のエース。
Sラインが優秀でディアルガの上からダイアースを打っていくことで基本打ち合いに勝てる。ディアルガだけでなくグラカイやホウオウ、ゼクロムをはじめ90族の上から動くことができ、控えめイベルタルも抜けている。ザシアン、ムゲンダイナにも強く、特に壁ダイナにサイコファングを叩きこめるのは滅茶苦茶強かった。
技構成はタイプ一致かつキュレム系やゼルネに打つメテオドライブ、ザシアンをダイバーンでワンパンするためのフレアドライブ、ムゲンダイナに強くヌオーも崩せるサイコファング、ディアルガと打ち合うための地震とした。ワイルドボルトを入れると耐久に振ったカイオーガもワンパンできたりホウオウやイベルにも多少強くなるが、技スぺが足りなかった。
メタルプロテクトによりあまえるラッキーに屈しなかったり岩石封じに受け出せたりして地味に偉かったのも評価している。
以下軽いダメ計
H220ザシアンをダイバーンで乱数1発(93.75%)
耐久無振りカイオーガをダイサイコで乱数1発(68.75%)
H4振りディアルガをダイアースで乱数1発(87.5%)
カイオーガ
あめふらし おくびょう 拘りスカーフ
175-108-111(4)-202(252)-160-156(252)
しおふき かみなり ねっとう れいとうビーム
テンプレスカーフオーガ
説明不要。
黒バドレックス
じんばいったい おくびょう 気合の襷
175-94-101(4)-217(252)-120-222(252)
アストラルビット サイコショック ちょうはつ おにび
対ルギア、対ジガルデ、対ラッキー、最悪ゼクロムに鬼火入れる枠。
どの構築にもイベルタルがいて選出しにくかったが出したときは強かった。
ザシアン
ふとうのけん 意地っ張り くちたけん
193(204)-244(252)-136(4)-90-136(4)-174(44)
ザシアンエアプだったのでA特化ザシアンをどなたかの記事を参考に採用しましたがどの記事か忘れてしまいました。
正直あんまり選出できなかった。
イベルタル
ダークオーラ ひかえめ とつげきチョッキ
207(44)-135-117(12)-177(76)-142(188)-143(188)
悪の波動 デスウイング ふいうち とんぼがえり
HB‐特化ザシアンの巨獣斬が乱数1発(6.25%)
HD-特化イベルタルのデスウイング媒体ダイジェットが乱数2発(6.25%)
とにかく黒バドに明確に強くてイベルタルにもギリギリ受け出せるポケモンとして採用。
黒バドに後投げしてとんぼがえり打つ動きが強かった。
ムゲンダイナ
プレッシャー おくびょう 黒いヘドロ
225(76)-94-115-192(212)-115-195(220)
H-16n+1
S-最速マーシャドー抜き
C-残り
相手の初手ディアルガに対して身代わりで様子見する動きが強いと考えて採用。最速以外のザシアンはだいたい抜けているため、火炎放射2回で倒せる耐久なら対面勝てる。
ルギアジガルデにも強い。
こいつは一番使い勝手が良かったので来月も使いたいランキング1位。
選出、立ち回り
とにかくソルガレオは受けだしから明確に止めれるポケモンが存在しないといってもいいので、イベルタル、黒バド以外の対面からソルガレオをダイマさせて破壊していきたい。こちらのチョッキイベルタルを使ってとんぼがえりからソルガレオの展開をめざす。
ひたすらに物理イベルとグラードンとレシラム、そして日食ネクロズマ、パルキアが重かった。
重いポケモンおおすぎ。
最後に
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。
このルール、当初はやる気がなかったのですが、月末になって禁断症状がおこっていつの間にかランクマに潜ってました。
構築も結果も納得いっていないので来月はリベンジしたいと思ってます。
質問、ご感想、構築相談等ありましたら気軽に ふりゃ推しナギサ(@nagikashipa)さん / Twitter までお越しください。
いつも通り、応援してくださった方、通話で励ましてくれた親友に感謝を述べて終わりとさせていただきます。ありがとうございました。
【剣盾シングルS31最終188位】陰陽サイクル ルナホウオウ
はじめに
みなさんこんにちは!7回目の投稿となります、なぎさです。シーズン31お疲れさまでした。
過酷なレートデフレの中、2度目のレート1900を達成することができたので、記事に残そうと思います。
ホウオウ×ルナアーラといった珍しい組み合わせではありますが、割と正当なサイクル戦を仕掛けて勝つ。そんな構築になっています。ぜひ読んでいってください。
結果
TN:なぎさ 最終188位 最終レート1910
レンタルコード
0000 0005 KX8P H4
構築経緯
前期は対面構築を使って散々な結果だったため、やはりサイクル構築しか勝たんと思い、最もオーソドックスなサイクル構築の軸としてホウオウを採用。
ここで私なりに注意したい点は、ホウオウはザシアンに対面なら有利だが、ワイルドボルトを考慮すると、受けだしからは勝てないと思って立ち回るべき。ということである。
よってザシアンがいる構築にはできるだけホウオウを初手に投げたいため、ホウオウが対面で不利を取るポケモンすべてに対して引き先を用意するくらいの勢いで構築を組みたいと考えた。
とりあえずオーガ受けは必須なので、もはやホウオウとセットになっているナットレイをオーガへの受けだし意識でHDにして採用。
サイクル構築を組む以上、イベルタル、ムゲンダイナ、サンダーに対して受け出せるポケモンとしてバンギラスは必要だろうと考えこちらもすんなり採用した。
次に考えたのはランドロスを受けれるポケモンであり、従来のホウオウ構築はここにポリゴン2を採用する場合が多かったが、今回はゴツメアーマーガアをランド受けとして採用した。
採用理由は以下の通りである。
1.ポリゴン2の役割対象として挙げられるランドロス、黒バド、(型によっては)サンダー、日ネク、といったポケモンのうち、ランドロス以外はホウオウナットバンギで見ることができるため、役割が被りすぎていると感じた。
2.ホウオウ構築への対策として、ワイボインファ両採用で、HBホウオウに対してワイルドボルトの反動+聖なる炎を耐えてくるザシアンが環境に多く、ホウオウがザシアン対面でワイルドボルトを耐えても、返しの聖なる炎で落とせずにそのまま負けてしまうことがあった。そこでゴツメアーマーガアを採用することで、仮にザシアンに聖なる炎を耐えられても、引きでホウオウを回復しつつゴツメを触れさせてザシアンを処理できるのがポリ2より偉いと考えた。
3.挑発を覚えることで、従来のホウオウ構築では崩しにくかったラッキーやポリ2に対してTODをせずとも崩せるようになり、ゴチルゼルにもはめられない点でポリ2より偉いだろうと考えた。
ここまでで、2強と呼ばれるバドザシ、オーガザシに対する選出を考えた時に、バドザシには初手ホウオウ裏アマガバンギという選出でだいたい有利を取れそうだが、オーガザシアンに対しては初手ホウオウを投げてオーガ対面を作られてしまうと、ナットレイ引きを強要されるうえ、相手視点もそれが簡単に読めるので釣り交換も容易であるため、ザシオーガ対策は必須であると考えた。また、サンダー受けをバンギに一任しているため、ウオノラゴン等がいる構築のサンダーに破壊されかねないことも課題だった。
そこでサンダーを起点にでき、ザシオーガに対してはホウオウに代わって初手に投げることができる万能傘ルナアーラを採用。
ラスト1枠にはゼクロムに強く、サイクル構築相手にポリ2やテッカグヤといった特定のポケモンを選出させる圧力がある点、困ったときにダイジェットエースになれる点を評価してランドロスを採用し、構築が完成した。
コンセプト
きつい相手をやけどやゴツメでごまかしつつ幅広い構築にサイクル勝ちする
個体詳細
ルナアーラ
持ち物:万能傘
特性:ファントムガード
性格:ずぶとい
実数値:239(212)-119-155(252)-157-127-123(44)
シャドーレイ / 瞑想 / 鬼火 / つきのひかり
HB 特性込みで特化ザシアンの巨獣斬2耐え
S残り
なぜこんなに使用率が低いのかわからないくらいには強い。
サンザシオーガを余裕で3タテできる神。高級マルスケことファントムガードがターボブレイズすらもはじき返してくれるため、ゼクロムに鬼火を入れたり、レシラム対面シャドボあっても一回耐えれたりバケモン並みの耐久だった。
知らない人にこれだけは言っておくが、こいつは、意地悪ラオスの暗黒強打を耐える。
ほんとに何でも耐えるため、特殊の前では雑に瞑想、物理には雑に鬼火としているだけで対策のない構築が詰んでいった。
イベルタルと黒バド以外すべての禁伝に投げれるポケモンだったので是非ダメージ計算を回しながら使ってほしい。
バンギラスの砂と相性が悪いため同時選出すると立ち回りが難しかったが、バンギを投げているということは相手にイベル、黒バドがいる場合が多いのでルナアーラを投げたいことがほぼなかった。
努力値配分に関してはかなり諸説。他の方の構築記事を見ているとボルチェン対策でSを無振りサンダー抜かれにしてその分Dに厚い調整が主流だが、せっかく97族なので今回は耐久振りの瞑想オーガを抜ければうれしいなと思いSにあまりの努力値を割いてみた。
使ってみると確かにボルチェンは痛かったのでサンダー抜かれの方がいいかもしれない。
あと、A個体値最高で妥協しているのでここは間違いなくA0にした方がいい。
ホウオウ
持ち物:厚底ブーツ
特性:さいせいりょく
性格:わんぱく
実数値:213(252)-150-154(236)-×-174-113(20)
せいなるほのお / ブレイブバード / ふきとばし / じこさいせい
余裕をもってザシアンのワイルドボルトを耐えるHBで採用。
ダイマしても非ダイマでも強いしクッションにもなるし詰めにも使えるしTODも強いしこいつは本当に最強。
ルナアーラが不利を取るイベル黒バドに有利なのも非常にいい。
技構成はせいなるほのお、ブレバ、再生までは確定でラスト1枠は積みに対して強く出れる吹き飛ばしを採用。これによってジガルデ軸に対して勝率が大きく上がったのが良かった。封印ホウオウにドヤられかけたのを吹き飛ばしでドヤり返したとき、気持ち良すぎて脳汁が出た。
アーマーガア
持ち物:ゴツゴツメット
特性:ミラーアーマー
性格:わんぱく
実数値:205(252)-107-172(252)-65-106(4)-87
ビルドアップ / つけあがる / はねやすめ / ちょうはつ
HBゴツメで採用。構築経緯でも述べたように、ゴツメを持てるランド受けとして活躍してくれた。
先にビルドを展開することでワイボ剣舞両採用以外のザシアンを受けきることが可能なため、ランドに後投げしてビルドしてればなんか勝っている試合も多かった。
他にも急所を考慮しなければ先にビルドを展開することでホウオウにも勝てたり、物理のネクロに強いなど、かなり役割対象が広め。
また、ポリ2と違う点として、ホウオウ軸で重くなりがちなラオスに対しても鉢巻でなければ受けれるのは偉かった。
てっぺきプレスではなくビルドつけあがるにした意図は、黒バドとの対面ができた時にバンギ引き読みリーフストームに合わせてダイアークで決着をつけることができる点や、ホウオウに対してビルドを積んでいったときに、やけどしてもホウオウを突破できる点、ネクロへの遂行速度が速い点を評価したため。
絶妙なSと挑発があることでルギア、ラッキー、ポリ2、カバラグ、ゴチル、バンギみたいなのを起点にできるのも強い。こいつは本当にいろいろな構築を詰ませてくれた。
バンギラス
持ち物:カゴの実
特性:すなおこし
性格:しんちょう
実数値:207(252)-155(4)-131(4)-103-165(236)-83(12)
ロックブラスト / イカサマ / ちょうはつ / ねむる
イベルに受け出せるほぼ唯一のポケモン。挑発、眠るがあることでコスパダイナやアッキサンダー、ラッキーポリ2を見れるため、この技構成が一番強いかなと思っている。
ザシアンとの対面を簡単に作られると負けるので、ザシアン引きに対して必ずイカサマを入れれるように意識した。逆にイカサマの削りが入れば、ホウオウに対するワイルドボルトの反動、アーマーガアに対するワイルドボルトの反動、ゴツメ、鉄のトゲのダメージなどを組み合わせることで殴らずともワイボザシアンを処理できるようになる。
雑に扱っても良いように見えるポケモンだが、物理イベルやリフスト黒バドも多かったので、安易にイベル、黒バドに後投げするのではなく一回ホウオウを投げて様子見しつつバンギを展開するみたいな意外と繊細なプレイングが大事。
ナットレイ
持ち物:たべのこし
特性:てつのトゲ
性格:なまいき
実数値:181(252)-114-152(4)-×-184(252)-22(最遅)
まもる / やどりぎのタネ / タネマシンガン / ジャイロボール
オーガに強くゼルネに強くネクロ、ウオノラゴンをごまかせる枠。
ずっと構築入りしているのでもはや相棒。
技構成は宿り木まもるに、対身代わりオーガ、ゲロゲ意識のタネガン、ゼルネ意識のジャイロ。なんだかんだホウオウのお供として強かった。以上。
ランドロス(霊獣)
持ち物:きあいのタスキ
特性:いかく
性格:ようき
実数値:165(4)-197(252)-110-112-100-157(252)
ゼクロム、グラードンあたりに薄いと感じたので地面枠として採用。なんかあったときのストッパーになれるよう襷を持たせた。
ホウオウダイナ等に対して投げてステロ撒きから展開する使い道や、シンプルにダイジェットでスイープする展開など無難に強かった。
鉢巻ウオノラゴン、鉢巻水ウーラに勝つために貯水ゲロゲにするか最後まで迷っていたが、ランドはいるだけでカグヤやポリ2などの選出を強制できるパワーがあるのがいいと感じて最後はこっちを使っていた。
この枠は改良の余地がある気もする。
選出
サイクル構築なので取り巻き次第で選出は無限にあるが主要なもののみ。
対バドザシ
だいたい全部初手ホウオウ裏アマガバンギ。相手にランドがいないときはアマガに変えてナットかランドもあり。
対イベザシ
上に同じ
対黒バドホウオウ
上に同じ
対オーガザシ
初手ルナアーラ、ナット、ラス1にホウオウorランド
対ダイナホウオウ
バンギホウオウ、ランドorルナアーラorアマガ
その他
とりあえずイベル黒バドがいないときは迷ったらルナアーラを投げる。
サンダーに対してはルナアーラかバンギを、ランド、ウーラオスに対してはアーマーガアを選出する。
ウオノラゴンを見たら絶対に出てくると思ってナットレイを投げるかルナアーラでごまかす。
苦手なポケモン
無理
まあきつい
鉢巻ウオノラゴン
メテオビームダイナ
まけんきボルトロス
すぐ負けるわけではないが嫌
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。前回の記事も多くの方に読んでいただいて非常にモチベーションになりました。
前期は3桁にすら届かないというふがいない結果でしたが、何とか今期はレート1900達成という形でリベンジすることができました。
質問、ご感想、構築相談等ありましたら気軽に ふりゃ推しナギサ(@nagikashipa)さん / Twitter までお越しください。
最後に、最終日前日に通話で励ましてくれた友達たち、最終日夜に通話でメンタルをサポートしてくれた親友へ感謝を述べて終わりとさせていただきます。ありがとうございました。
【剣盾シングルS29最終338位】晴天の白氷龍 グラードンWキュレム
はじめに
みなさんこんにちは!6回目の投稿となります、なぎさです。シーズン29お疲れさまでした。
今期は二期連続の1900を目指していたのですが、レートのデフレなどもあり届きませんでした。
しかし、構築自体はかなりの自信作なので是非見ていってください!
結果
TNなぎさ 最終338位 最終レート1882 (最高1890)
レンタルコード
0000 0000 Y9DL LH
構築経緯
シーズン序盤にグラードンを触っていたところ、ビルドアップを積むことができればかなり止まりにくく、積めなかったとしてもそれなりに強いことが発覚したため、これはと思い軸として採用した。
エースのビルドをサポートするために、電磁波、鬼火が使える、ザシオーガに対して1回は動ける、ランドやカバなどの電磁波をすかせる地面枠に弱くない、後攻での交代技が可能という条件を満たすHB水ロトムを採用。
次にこの2体の軸では、黒バド、イベルタル、レシラムといった高火力特殊に破壊されるのでその辺のポケモンをまとめて相手できるバンギラスを採用。
続いて、グラードンで見れないカイオーガに強いホワイトキュレムを採用したのだが、グラードンの晴れと合わせることでH252ザシアンを控えめクロスフレイムでワンパンできることに気づき、上から動けるように持ち物をスカーフとした。
ここまでで重いポケモンを考えた時に、瞑想ネクロ、ゼルネ、ポリ2、などが上がったのでこれらに対抗するためにHDナットを採用。
ラスト一匹には、有象無象を破壊できる珠サンダーを雑に採用して構築が完成した。
コンセプト
HBミトムを起点とした対面構築+無理な構築に対して電磁波身代わりでワンチャンスつかみに行ける構築
個体詳細
グラードン
持ち物:たべのこし
特性:ひでり
性格:いじっぱり
実数値:193(140)-222(252)-171(84)-108-111(4)-114(28)
じしん ストーンエッジ ビルドアップ みがわり
A特化、H残飯身代わり効率の16n+1、S麻痺した黒バド抜きから多少余裕を持たせて耐久振りディアルガを抜ければいいなくらい、残り耐久。
本構築のエース。ほぼ毎回選出した。A特化の地震がH252ザシアンを62.5%の乱数でワンパンできるため、だんがいのつるぎの命中不安を考えると地震の方が勝率が高いだろうということでメインウェポンは地震。
素でもホウオウダイナを一匹で破壊できたり、ザシアンに(だいたい)対面勝てたり、流行りのゼクロムに強かったりして強い。
加えてビルドアップによる崩し性能には目を見張るものがあり、やけど状態の特化ザシアンに対して1ビルドで身代わりを残せる、龍舞ネクロとの積み合いに勝てる、ランドロスにすら交代際にビルドを積めば対面勝てる、A+1ダイロックで無振りダイマサンダーを砂ダメ込みでほぼ確1など、とにかくこいつは偉かった。
特にラグラージグラードン対面ができた瞬間に、身代わりからビルドアップで勝ち確になるのが非常に強かった。
次で解説するが特性日照りもやはり強い。
ホワイトキュレム
持ち物:こだわりスカーフ
特性:ターボブレイズ
性格:ひかえめ
実数値:201(4)-126-110-244(252)-120-147(252)
りゅうせいぐん フリーズドライ クロスフレイム だいちのちから
CSスカーフで採用。本構築一番の自慢ポケモン。
カイオーガに受けだすには耐久が心もとないが、対面で勝てれば十分だろうと考えた。晴れ下クロスフレイムでH252ザシアンを確定一発なので、スカーフを持たせてザシアンの上を取ることで、相手がこちらのグラードンを削ってからザシアンを通しに来るルートを取ってきたときに、逆に上からクロスフレイムで返していく動きが取れる。
晴れてなくてもH4振りザシアンであればミトムのボルトチェンジでクロスフレイム圏内に入る。
もちろんカイオーガ対面を作ってダイアースという対ザシオーガ必殺の動きも可能。
Sが最速ザシアンと同速なので1度だけザシアンに抜かれたが、事故だと思っていいと思う。
ウォッシュロトム
持ち物:オボンのみ
特性:ふゆう
性格:ずぶとい
実数値:157(252)-76-174(252)-125-128(4)-106
HBぶっぱ。間違いなくこの子が影の主役。環境トップのオーガザシアンカバエスバランドみたいな構築に強く、こいつは本当に環境に刺さっていたと思う。ザシアン、カイオーガ、ゼクロムなどに一回は動けておにび、でんじはを打てるのがやはり偉い。とりあえず初手にこいつを投げて電磁波なり鬼火なりボルチェンなりしていれば勝てる試合も多かった。
今期流行った初手ゼクロムはほとんど珠で、ラムや身代わりはいなかったのでこいつの鬼火で機能停止にした後グラードンで積んで破壊していた。
また、初手ザシアン対面鬼火→ボルトチェンジ→グラードンでビルド身代わりという動きで初手ザシアンにイージーウィンを量産した。
麻痺を入れた後に後攻からボルチェン打てるように最遅にすることも考えたが、少しでも多くのポケモンに上から鬼火電磁波をまくため、一応個体値最高で使用した。
鬼火でんじは外しは仕方ないので寛容な心で受け入れる。
サンダー
持ち物:いのちのたま
特性:せいでんき
性格:おくびょう
実数値:165-99-105-177(252)-111(4)-167(252)
ライジングボルト ぼうふう ねっぷう はねやすめ
おくびょうCS珠で採用。説明不要レベルのテンプレポケモン。ダイウォール枠はでんじはやかいでんぱの採用も考えたが、グラードンの晴れターンをはねやすめ連打で枯らしてぼうふう打つみたいな展開もあったのでこの型にした。
バンギラス
持ち物:リリバのみ
特性:すなおこし
性格:しんちょう
実数値:207(252)-155(4)-131(4)-103-165(236)-83(12)
ロックブラスト かみくだく ちょうはつ でんじは
イベル黒バドへ受けだすためにHDをなるべく高く、Sは麻痺した最速イベル抜きまで振ったつもりだったがミスって同速だったのでAとBから努力値持ってきてSに回したのが本来の姿。黒バドザシアン、イベルザシアンに対して投げ、黒バド対面、イベル対面を作ってザシアン引きに合わせてでんじはを打つことでグラードンの一貫を作る動きが強かった。
ムゲンダイナに対してはこいつを投げて電磁波を入れることでグラードンが上から動けるようにした。
挑発を入れることでアッキサンダーやポリ2、ラッキーなどを破壊していけるのもいい。
持ち物は、オボンも残飯も余ってなかったのでリリバの実を持たせたが、不意の物理イベルに強かったり、ディアルガのダイマを枯らしながらでんじはを入れることができたり、ザシアンのきょじゅうざんを一発耐えたり、ネクロに強引にでんじは挑発打てたり、ナットレイに無理やり挑発打てるなど、割と強かった。
ナットレイ
持ち物:きあいのタスキ
特性:てつのトゲ
性格:なまいき
181(252)-114-152(4)-×-184(252)-22(最遅)
まもる/やどりぎのタネ/タネマシンガン/ジャイロボール
構築がラッキーやポリ2に弱く、瞑想ネクロやゼルネがきつかったので採用。
いい持ち物が余ってなかったのでタスキを持たせてゼルネの気合玉やネクロのねっぷう対策をした。
結果、ザシアンが確実に2回触ってくれるので、鉄のトゲでキュレムのクロスフレイム圏内に入るというおまけがついてきた。
この枠はあまりしっくり来てないので変えるならサンダーかこいつだと思う。
立ち回りなど
選出
基本的には対面構築で、グラードン+キュレムorサンダー+ミトムバンギナットから一匹という選出をする。
以下、主要構築への選出。
オーガザシアンに対しては初手ミトムから、オーガキュレム対面を作ってダイアースもしくは火傷ザシアングラードン対面を作ってビルドのどちらかを目指す。
正直ザシオーガに対しては構築的にかなり有利で、ミトムグラキュレムという選出で体感8割以上勝っていたと思う。
イベルザシアンに対してはグラードンミトムサンダーか、グラードンバンギ@1が多かった。
黒バドザシアンにはグラバンギ@1
ホウオウダイナにもグラバンギ@1
ネクロには、ナットレイのやどりぎとグラードンの身代わりビルドでなんとなく対応していた
きついポケモン
ジガルデ
一見キュレムが強いように見えて麻痺が入ると普通に起点にされるので、身代わりを残されないように細心の注意が必要。開き直ってグラードンで積み合うのも手。
リーフストーム持ちの黒バド
グラードンがワンパンされるだけでなく普通にバンギの複数回受けだしを拒否されるので厳しめ。
珠サンダー
バンギを投げていない場合に、勝てなくはないが割と厳しめ。
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。今期はそれなりに納得のいく構築を組むことができ、それなりの結果を残せたことをうれしく思います。1900チャレは負けてしまいましたが、非常に思い入れのある構築になりました。また来期も禁伝2体環境を楽しんでいきたいと思います。
もしご質問、構築相談等ありましたら、ナギサのゲーム垢 (@nagikashipa) | Twitter にてできる限り対応させていただきます。
改めて読んでいただきありがとうございました!
【剣盾シングルS28最終295位】虹色の時よ ホウオウディアルガ
はじめに
みなさんこんにちは!5回目の投稿となりますナギサです。S28お疲れさまでした。
この度ずっと目標にしていたレート1900を初めて達成することができたので、構築記事を残させていただきます。
完璧に自信のある構築というわけではないですが、是非流し読みでもいいので読んでいってください。
結果
TNなぎさ 最終295位 最終レート1915
レンタルコード
0000 0007 JHM0 RY
構築経緯
サイクル構築信者なので今期もサイクル構築を使おうというところから、前期最も結果を残したサイクルの一つ、ホウオウ×HBポリ2の並びを軸に構築を組み始めた。
ホウオウポリ2のサイクルを崩すことができるポケモンとして環境に多いのが、カイオーガ、イベルタル、珠サンダー、あたりの高火力特殊アタッカーと、耐久ムゲンダイナ、ジガルデ、ルギアといった受け寄りのポケモンであると想定し、取り巻きのポケモンを組んでいった。
まず、サンダーに対して受けだしから仕事ができ、オーガにも強めで対応範囲の広いチョッキディアルガを2体目の禁伝枠に採用。
次に、ムゲンダイナやジガルデがらみのサイクルを崩していくために鉢巻ドラパルトを採用した。
対イベルタル決戦兵器としてはカプ・コケコを採用。
最後にここまでできついゼルネアスへの対策とウオノラゴン、日ネクへのごまかしも兼ねてHDナットレイを採用し、構築が完成した。
個体詳細
ホウオウ
持ち物:厚底ブーツ
特性:さいせいりょく
性格:わんぱく
実数値:213(252)-150-154(236)-×-174-113(20)
せいなるほのお ブレイブバード みがわり じこさいせい
S27最終11位、神谷月音様の使用していた調整をそのままお借りさせていただいたので詳しい調整意図はそちらをご覧いただきたい。
使ってみた感想としては、詰めにもクッションにもダイマにも使えて非常に使いやすかった。また個人的には現環境のホウオウは、相手のザシアンがワイルドボルトを持っているいないにかかわらず、非ダイマで対面居座れることが必須だと感じた。ワイルドボルトを持っているかいないかによって対応を変え無くてよいこの調整はその点で結論に近いと思う。
実際A削ってるザシアンであればじゃれ+ワイボを非ダイマで耐えたりするなど、ザシアンに対して強いのは間違いなく、選出率は圧倒的に1位だった。
みがわりはTODになったときに非常に有効で、うたうがないラッキーに対してTODを仕掛けていけるので、かなり重宝した。イカサマでも地球投げでも割れないのがGOOD。
ディアルガ
持ち物:とつげきチョッキ
特性:プレッシャー
性格:ひかえめ
実数値:207(252)-126-141(4)-222(252)-120-110
ラスターカノン だいちのちから れいとうビーム ときのほうこう
何も考えずにHCぶっぱで採用した。主にオーガサンダーに対して投げたり、レシラム、両キュレム、白馬バドなどになんとなく強いポケモンとして選出した。
ホウオウとの相性補完が取れており、ダイマックスして強いのでこいつは強い(脳死)
もともとこの枠にはパルキアを採用しており、対オーガ専用兵器と化していたのだが、ナットレイやカプコケコでもオーガに勝てそうな雰囲気を感じて解雇した。
このポケモンは対サンダーに強いのが本当に良き。
技構成が非常に悩ましく、ホウオウに打つ岩技、カイオーガに打つ電気技、ナットレイに打つほのお技、全部ほしい。構築単位でテッカグヤが重めなので電気技かほのお技を採用しても良かったかもしれない。
ナットレイ
持ち物:たべのこし
特性:てつのトゲ
性格:なまいき
181(252)-114-152(4)-×-184(252)-22(最遅)
まもる/やどりぎのタネ/はたきおとす/ジャイロボール
前期からの居残り組。ゼルネ、オーガあたりに強く、HDにすることで黒バド対面はたき押せるのもうれしい。
ただ構築単位でネクロが重いのでHBの鉄壁ボディプレだったらなあという場面もあったがそれでも対ネクロは宿り木まもるでごまかして行ける。
ホウオウを受けに来るポリ2やディアルガを受けに来るハピラキ、トドン、ゲロゲ、その他起点作成のでんじはポケモンにローリスクで後出ししてアドを取りに行けるのが本当に使いやすい。
味方の代わりにでんじはを受けるこいつの頼もしさはマジ。
ワイボあるザシアンはインファないだろといいながら、ホウオウザシアン対面からナットレイに引く動きも割と強かった。鉄のトゲ、最強。
ポリゴン2
持ち物:しんかのきせき
特性:ダウンロード
性格:ずぶとい
実数値:191(244)-76-156(252)-125-115-82(12)
トライアタック シャドーボール でんじは じこさいせい
こちらも神谷月音様の構築からお借りしてきたポケモン。
ザシアンのインファを確定で耐えるので、インファ切ってる可能性や、交換読みしてくる可能性なども考えて、ザシアン対面でんじはで居座るとかいう意味の分からない動きも可能。
実際それで19チャレ通ったので、動きとしては成立しているのだと思う。
ホウオウディアルガ使っていると、とりあえずランドが見えたら90%くらい初手で出てくるのでこちらは初手にこいつを投げていた。
カプ・コケコ
持ち物:拘りスカーフ
特性:エレキメイカー
性格:いじっぱり
159(108)-183(252)-106(4)-103-96(4)-168(140)
ワイルドボルト しぜんのいかり ブレイブバード とんぼがえり
調整意図は過去記事(下記URL)参照。
【剣盾シングルS25最終715位】最速の白馬 - nagiciderのブログ
今期も無事に構築入り。対イベルタル最終兵器として毎シーズン構築入りしている。
半嫁ポケ枠になっているが、実際イベルザシアンに初手投げしてとんぼかえりから展開するのが割と強い。
イベルタル入りの構築には、ラグやカバで起点を作ってからイベルタル展開してくるパターンが多いが、エレキフィールドで欠伸による場作りも阻害できるため、流行りのイベル構築キラーとしてぜひお試しいただきたい。
ただ、エレキフィールドを展開してしまうと、ザシアンのワイルドボルトでホウオウがワンパンされる可能性があるので、地味に扱い注意。
ドラパルト
持ち物:こだわりハチマキ
特性:すりぬけ
性格:ようき
163-172(252)-95-×-96-213(252)
ドラゴンアロー ゴーストダイブ ふいうち とんぼがえり
普通の最速鉢巻ドラパ。ダイナやジガルデが絡んだ受け寄りのサイクルに投げることが多かった。
ジガルデを意識しての特性すり抜け。
一応壁展開への回答としても期待していたが、壁構築に対してはそこまで強くはなかった。
受け崩しとしては無難に強い。
立ち回りなど
コンセプトと動き
構築のコンセプトは、数的有利を維持しながらサイクルを回して勝つ。というもの。相手のダイマをいなしながら、後発ダイマで詰めていくのが理想的な展開である。
しかし実際問題イベルタルのダイマックスを後出しから受けるのは不可能であることなどから、ポリ2やホウオウ、ナットレイを切りつつダイマを枯らし、エースのコケコやディアルガで全抜きを目指すという展開も多かった。
選出について
ザシオーガサンダー、ザシオーガカバなどに対しては、ホウオウ、ディアルガ、ナットレイを基本選出とし、ランドロスがいればナットレイかディアルガの枠にポリ2を選出した。
イベルザシアンには、コケコ、ホウオウ、ディアルガorナットorポリ2という選出が多かった。
ネクロがらみにはナットレイのやどりぎとポリ2を組み合わせてごまかすことを意識。
黒バドにはホウオウポリ2で負ける要素がなかった。
ダイナやジガルデを見たらとりあえずドラパルトを軸に崩し方を考える。他は相手によるがドラパを受けに来るフェアリータイプにナットレイが強いので同時選出が多かった。
きついポケモン、構築
ウーラオス
まず、ウーラオス重すぎ。水も悪もきつい。一応コケコが 抗っていけるがまあきつい。ナットレイに触らせてタスキ削った後ホウオウのダイマックスで無理やり突破していた。
日ネク
突破手段がほぼないのでナットのやどりぎに頼らざるを得ない。苦しい
ポリ2で受からなければ誰も勝てん。当たらないことを祈るのみ。
メテビカグヤにかなり苦戦した。ディアルガが打点となる技を持ってなかったのが痛かった。
壁展開系の構築
サイクル構築あるあるというか、積み構築耐性が低い構築なので積まれて全抜きされる展開がきつい。物理はせいなるほのおで燃やして、特殊はナットのやどりぎからディアルガのダイアース連打みたいなごまかししかない。
おわりに
ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。前期の構築記事もたくさんの方に読んでいただき、非常にモチベーションになりました。おかげさまで今期、自身初のレート1900を達成することができました。長らく目標にしていたレートだったので非常にうれしく思います。
もしご質問、構築相談等ありましたら、ナギサのゲーム垢 (@nagikashipa) | Twitter にてできる限り対応させていただきます。
最後に、1900チャレを通話で励ましてくれた非対戦勢の親友に感謝を述べて締めくくりとさせていただきます。ありがとうございました。