【剣盾シングルS27最終427位】白黒の両翼レシラムイベル

 

はじめに

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4回目の投稿となります。なぎさです。今期から禁伝2体シーズンが始まりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。個人的には序盤からいい構築が組めず、かなり苦戦したシーズンではありましたが、新鮮で楽しいシーズンだったかなと思います。構築としては煮詰め切れていませんが、レシラムイベルタルにガラルサンダーといった変わった並びになっています。特にガラルサンダーについて長めに考察してあるので是非見ていってください。

結果

最終427位  最終レート 1880

 

レンタルコード

0000 0003 4W51 HT

 

構築経緯

私自身、ダイマエースが限られてしまうザシアン入りの構築を使うのが苦手であるため、まずもっとも多いザシオーガは断念した。(ザシオーガミラーがわけわからな過ぎたのもある)

次に日ネクをザシアン受けとして使うサイクル構築を組んだが、ザシアン含め、特定のポケモンを受けるためだけに禁伝枠を使うのはもったいないと感じ、なるべく一般枠で相手の禁伝を見つつこちらの禁伝を強く通すような構築を目指すことにした。

 

以上の経緯からオーガザシアンをHDナットとHBランドのサイクルで見ようというところから構築スタート。

まず火力を出すエースが必要だったので禁伝枠1枠目にはダイマエースとしてメジャーな特殊イベルタルを雑に採用。

続いて相手のイベルタルに対して強く出れる一般ポケモンとしてカプコケコを採用した。

ここまででサンダーが重いので、サンダーに強い伝説としてレシラムかディアルガをチョッキで採用することにした。ディアルガカイオーガに対してべらぼうに強いためそちらも魅力的だったが、ダイマでザシアン対面勝てる点でレシラムは強く、ネクロの処理ルートはいくらあってもいいと思ったためレシラムに決めた。

 

禁止伝説が両方特殊となっており、かつステロが痛いため、ラスト1枠には挑発でステロ展開を阻害できて物理ダイマエースとしても使えるガラルサンダーを採用し構築が完成した。

 

コンセプト

一般ポケを中心としたサイクルで相手の伝説ポケモンを削り、エースの後発ダイマから全抜きを目指す。

 

個体詳細

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レシラム

とつげきチョッキ ひかえめ/ターボブレイズ

207(252)-×-120-167(252)-120-121(4)

クロスフレイム/りゅうせいぐん/だいちのちから/ソーラービーム

 

前期も使っていたHCチョッキレシラム。白い翼担当。

臆病サンダーの珠ダイジェットを確定で2耐え。クロスフレイムりゅうせいぐん+珠ダメで耐久無振りサンダーをだいたい落とせる。つまり非ダイマダイマサンダーにだいたい勝てる。

黒バドザシアンの並びに対して初手投げが安定する点も○

命中安定のクロスフレイムを採用していたが、オーガのしおふき耐えザシアンをぎりぎり落とせないため、あおいほのお採用の方がよかったかもしれない。

 

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イベルタル

黒いメガネ  おくびょう/ダークオーラ

201-×-116(4)-183(252)-118-166(252)

あくのはどう/デスウイング/はねやすめ/ねっぷう

 

ダイマエース枠。黒い翼担当。

脳死CS ぶっぱ。イベルタルの練度が低く、もっといい調整があるのかわからないが個人的には十分強く感じた。構築のコンセプト的にザシアンで簡単に止まるわけにはいかないのでねっぷうを採用。使い手の練度が圧倒的に足りなかった感が否めないものの、強かったと思う。

 

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カプ・コケコ

拘りスカーフ いじっぱり/エレキメイカ

159(108)-183(252)-106(4)-103-96(4)-168(140)

ワイルドボルト/しぜんのいかり/ブレイブバード/とんぼがえり

前々期から3期連続での構築入り。もはや相棒になりつつある。

ニワトリなので翼はない。

調整意図は過去記事(下記URL)参照。

【剣盾シングルS25最終715位】最速の白馬 - nagiciderのブログ

イベルオーガホウオウあたりに対して初手投げてとんぼがえりするもよし。初手スカーフダルマ読みで投げて上からワイルドボルト打つもよし。イベルタルダイマに後投げするもよし。後発からダイジェット積んでエースになるもよし。使い勝手良好ポケモン

 

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サンダー(ガラル)

命の珠 いじっぱり/まけんき

165-194(252)-110-×-111(4)-152(252)

らいめいげり/ブレイブバード/ブレイズキック/ちょうはつ

 

伝説枠の両翼が通らないときに飛び立つ第3の翼。

いかくで止まらない物理アタッカー。ハピラキ、ポリ2、バンギなどに対して選出するほか、ジガルデにも投げた。

受け崩しと裏エースを兼ねた本構築1の所見殺しポケモン。技構成は崩しのらいめいげり、ちょうはつ。最高打点のブレバ、ザシアンをワンパンするブレイズキックとした。

性格が意地っ張りであるため、最速ランド等に抜かれる点が少し不満だが、受け崩しも兼ねているため火力にこだわった。その最たる利点は、ブレイズキック媒体のダイバーンでH252ザシアンを56%でワンパンできる点。思ったよりもザシアンを後投げされることが多く、ジェット+バーンで数々のザシアンを葬った。

 

タイプ一致のダイナックルやダイジェットを打ちまくるこのダチョウ。相手の構築によってはランドでステロ撒いてこいつでダイマするだけで3タテすることもあり、地雷枠としてガチで有能。挑発持ちの飛行タイプということで、カバに対して一方的にアドバンテージが取れる点も評価できる。また、本構築はランドに剣舞を許すとかなりきつくなるため、いるだけで初手にランドを投げられることが激減した点も良かった。

 

このポケモン、個人的にはワンチャンあると思っていて、ブレイズキックのほかにも、鋼の翼媒体のダイスチルを積むことでザシアンの攻撃を耐えながら殴ったり、じだんだ媒体のダイアースで特防あげながらザシアン倒して裏のカイオーガまで狙っていくなど開拓の余地がある。特にダイアースは、初手のオーガに対して強引にダイジェット→止めに来た後発のザシアンをダイアースでワンパンといった理想の動きも考えられる

今回は非ダイマの原種サンダーくらいには勝ちたいという理由や、受けによくいるてっぺきのエアームドやアーマーガー、テッカグヤあたりを意識してブレイズキックを採用。命中不安だが、急所に当たりやすくやけどの追加効果も狙えるという好待遇技となっている。

 

ガラルサンダーはタスキカウンターからのきしかいせいといった動きもできるので数が増えればザシアンで突っ込みにくくなったり、エスバやランドでダイジェット押しにくくなったりして読みあいが発生し、冗談抜きで強いポケモンになる可能性があると思っている。

 

ただどこまで行っても対面で原種サンダーに勝てないという悲しみを背負っている。

 

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ナットレイ

たべのこし なまいき/てつのトゲ

181(252)-114-152(4)-×-184(252)-22(最遅)

まもる/やどりぎのタネ/はたきおとす/ジャイロボール

 

カイオーガを受けるためのHDナット。ついでにゼルネアス受けも兼任。翼はない。

前期使ってたHBナットが自覚皆無だったため育てなおした結果、麻痺状態で5連で動く、試合を決める有効急所を2回引く、やどりぎは1度しか外さないなど自覚の塊だった。

オーガザシアンに対して初手に投げ、相手がオーガなら出し勝ち、ザシアンならランドに引きでインファをゴツメに触れさせることができるため、基本オーガザシアンには初手に投げた。

はたきおとすはめちゃくちゃ偉い技で、相手のイベルタルの珠をはたくことでねっぷうを耐えて逆転勝利を飾った試合や、ゴチルゼルをやどりぎ+はたき連打で突破した試合、ホウオウのブーツをはたいてサイクル破壊した試合などこの技のおかげで拾った試合は多かった。

 

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ランドロス

ゴツゴツメット わんぱく/いかく

196(252)-166(4)-156(252)-×-100-111

じしん/がんせきふうじ/ステルスロック/とんぼがえり

HBゴツメの一般的な物理受けランドロス。飛行タイプなのに翼がない。

ザシアン相手には100%投げた。こちらにイベルタルがいる以上ザシアンの被選出率がほぼ100%だったので過労死レベルで働いてくれた。氷の牙ザシアンには受けだし不可能なので降参を押す。

 

立ち回りなど

かなり柔軟性の高いパーティーなので決まった選出はあまりない。オーガザシアンにはナットランドを、イベルにはカプ・コケコを投げるようにはしていたが、その他は相手の構築次第でどのポケモンを投げてもいいように組んであるため、一般ポケ選出も普通にあった。1番多い伝説であるザシアンの処理ルートが、後出しからのランド、先にガラサンを展開してのダイバーン、同じくイベルのダイバーン、対面のレシラム、ランドをちらつかせてインファを渋らせつつのナットレイでダイスチルなど、豊富に用意してあるのも選出の自由度が高い要因となっている。

基本的にダイマしても非ダイマでもある程度強いポケモンで構成されているので、この柔軟性を生かして相手の構築に合わせた選出ができる非常に自分好みな構築になっている。

選出だけでなく立ち回りも自由度が高く、ランドやコケコのとんぼがえりによる対面操作からの展開、エースの先制ダイマからナットのまもるで相手のダイマ枯らして詰めていく対面的な展開、サイクルで疲弊させながら後発ダイマで全抜きする展開など、いろんな勝ち筋を追うことができる。

 

構築の弱点としては、氷の一貫があり、特にキュレムが滅茶苦茶きつい点。

加えてムゲンダイナがかなり重く、この辺りはレシラムで強引に解決するほかない。

一般ポケモンの中ではマンムーが異常に重く、ナットレイ必須となっている。

 

さいごに

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。ご質問、構築相談等ありましたら、ナギサのゲーム垢 (@nagikashipa) | Twitter  にてできる限り対応させていただきます。

先日ポケモンの最新作、ポケットモンスタースカーレットバイオレットの発売が発表され、ついにガラル環境の終わりが見えてきました。僕自身、最新作の発売を滅茶苦茶楽しみにしています。(御三家ですが僕はクワッスを選ぼうかなと思います)

ただ、今年冬の発売までまだ時間があるので、それまでにガラルでやり残したこと、すなわちレート1900到達を達成して、気持ちよく最新作をプレイしたいと思っています。今期の構築はまだまだ欠陥が多く、勝てる自信が持てなくて途中で撤退してしまいました。来期こそは1900到達を成し遂げられるように、頑張ります。